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関西及び鳥取、北海道からの風
2015年 この夏登った百名山 =其の2= |
投稿者:松本康裕(S56年卒 管理人)
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今年の5月〜8月にかけて、登った百名山をフォトアルバム的にまとめてみました^^
各山ごとに、標高データ等と併せて記載しています。
どうぞご覧ください!(2015年 この夏登った百名山=其の1= は、こちら)
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【八経ヶ岳・弥山(大峰山)】
登頂日 ;平成27年6月28日
同行者 :なし(単独行)
標 高 :1915m(八経ヶ岳=近畿最高峰)、弥山(1895m)
天 候 :曇り
関西錦陵会の定期総会も終わったし、少しハードな山歩きがしてみたい・・・それなら近畿で一番高いところに登ろうということで選んだ山は
大峰山系は八経ヶ岳。
国道309号線を御所市のほうから吉野方面へ進んでいくと、天川村でこれが国道っていうほど狭くなり、そのまま進んでいくと行者還りトンネル
に辿り着き、そこの西口前の有料駐車場のそばが取り付き。
午前9時頃に駐車場について、車を降りた時の第一声は
「さむ〜いっ!」
だった。
たしかに、そこそこ風が吹いてはいたけど・・・周りで登る準備をしている人の中には、ダウンジャケットを羽織ってる人も・・・。
でも、全然、それに違和感を感じないほどの寒さ・・・。とりあえず、ザックからソフトシェルを出して着こんで、登頂開始。
稜線部の大峰奥駈道の奥駈出合に辿り着くまでは、一気に急登で登り詰めていきます。
小一時間登り詰めると、稜線の奥駈道に辿り着き、心地よい風が。。。いや、少しきつめの風が身体に吹き付けます。
奥駈道は緩やかなアップダウンが続く心地よいルートで、聖宝の宿といわれるところまで一時間ほど歩くと、弥山に続く急登があらわれます。
急登を登り詰めると、弥山小屋があり、すぐそばには弥山山頂。
本当なら、ここで昼食をと思っていましたが、雲行きが怪しいのと、ツアーの団体がベンチを占領していたので、小休止の後、八経ヶ岳を目指
します。
弥山と八経ヶ岳の間の鞍部のあたりは、オオヤマレンゲの自生地。例年の感じでは、花が咲くには1週間ほど早いそうで、花を見るのは諦めて
いたのですが・・・。
咲いてました!!! ほんの少しですが、確かにオオヤマレンゲが・・・。
そして、鞍部を過ぎて登りの道を登り詰めると・・・・・。
近畿最高峰、八経ヶ岳の山頂に着きました。山頂に着いた時には、他に誰もいなくて、近畿で一番高い場所をしばらく独り占めしていました。
しかしながら、ガスっていて大して景色も望めず、ソフトシエル着ていても若干寒いような状態で、だから、とっとと退散しました。
弥山小屋のベンチで、カップラーメンを流し込み、そこからは奥駈道をやや速足で奥駈出合までノンストップで歩いて行きました。
立ち止まると心持ち寒く、ガスで景色もほとんどみえず、それに加えて弥山小屋のおやっさんは無愛想でしたが、奥駈道の緩やかなアップダ
ウンは心地よく、また、思いがけずオオヤマレンゲを見ることもできて、結構ご機嫌な気分で家路につくことができた山行きでした。
※写真はクリックすると別窓で大きくなってご覧になれます。
国道309号線行者還りトンネル西口前の
有料駐車場そばが登山口
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奥駈出合まで、こんな急登が小一時間
続きます
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奥駈道は、ゆったりしたアップダウンが
非常に心地よい道です
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聖宝の宿
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弥山小屋まで階段の急登
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弥山小屋
ここのおやっさん、すごい無愛想(笑)
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弥山山頂にある祠
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弥山から八経ヶ岳へ続く鞍部に下る途中に
ある正木ヶ原を思い起こさせる立ち枯れ
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オオヤマレンゲ(蕾)
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オオヤマレンゲ
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オオヤマレンゲ
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八経ヶ岳山頂に立つ錫杖
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八経ヶ岳1915m
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【山上ヶ岳(大峰山)】
登頂日 ;平成27年7月5日
同行者 :なし(単独行)
標 高 :1719m
天 候 :雨のち曇り
正直なところ、ほとんどレインスーツを着て山に登ったという記憶がありません。
最近では、西大台の時に一瞬レインスーツの上だけ羽織りましたが、あとは脱いでも大丈夫な状態で、降っても折りたたみの傘で間に合う程度の
雨ということが多く、そこで、この日は家を出る前からしっかりと雨模様だったので、雨天トレーニングと銘打って大峰山系山上ヶ岳に行ってみるこ
とにしました。
この山上ヶ岳は、現在も女人禁制の山として有名で、山頂付近には修験道のメッカともいえる大峯山寺がある修験道の山です。
登山途中ですれ違う時の挨拶も「ようお参り!」
しかし、こんな雨の日には、お参りの人もそんなにはいてないだろうと思っていましたが、結構な人が下りてきます。
洞川温泉から奥まった清浄大橋の駐車場に車を止めて、女人結界門をくぐって一路、大峯奥駈道を目指します。
途中、役行者慈悲乃助水や二少年遭難の碑などの横を抜け、洞川茶屋につくと、そこは大峯奥駈道。緩やかなアップダウンの道となります。
鐘掛岩をこえると西の覗き岩に着きました。
通常、ここでは西の覗岩という絶壁から大きな命綱で身体を括られ、上半身を岩の外側に押し出される業が行われるのですが、雨交じりの天気で
すから、さすがに誰もいてませんでした。
大峯山寺の中は静寂に包まれて、とても厳かな雰囲気です。しばらく境内を歩きまわってから、お花畑の方へ移動しました。
ここには、湧出岩という岩があり、そこが山上ヶ岳の最高標高地点だということです。
お花畑といっても、笹原だけで花はなく、そのままレンゲ辻に向かって、急な鉄の階段を下っていきました。
レンゲ辻には、これまた女人結界門が立っています。稲村ヶ岳・山上辻方面からの女性登山者は、ここから足を踏み入れることはできません。
レンゲ辻で小休止して、そのままレンゲ谷にそって下山しましたが、ガレ場ザレ場の連続で、また木の階段が滑りやすくて、ここから清浄大橋まで
の下山道は結構膝に負担がかかりました。
とりあえずは、大峰山系で(弥山、八経ヶ岳に続いて)三座目GETです!
※写真はクリックすると別窓で大きくなってご覧になれます。
雨の清浄大橋
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清浄大橋奥の女人結界門
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整備された登山道が続きます
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お助水
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洞川茶屋
茶屋の中を大峯奥駈道が通ります。
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鐘掛岩の前で鎖場が出てきました。
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大峯山寺の門が見えてきました
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西の覗の行場です
この奥から崖の上に上半身を押し出されます。
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少しだけ周りの景色が見えてきました。
雲海が綺麗です。
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西の覗岩の奥を見下ろすと・・・
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装束をまとった小学生低学年の男の子
お父さんと一緒に・・・
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大峯山寺の境内入口の山門
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大峯山寺
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湧出岩
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お花畑
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レンゲ辻を目指して下っていきます
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レンゲ辻の女人結界門
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沢沿いにレンゲ谷を下山しました
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【 大山(伯耆大山) 】
登頂日 ;平成27年7月19日
同行者 :清田誠良さん(27期)、小川明美さん(29期)、北濱裕子さん(29期)、田邉穣子さん(29期)、林 浩子さん(32期)
秋満俊介さん(33期)、荒牧 浩さん(33期)、上橋慎二さん(33期)、馬場滋美さん(33期)伸孝さんご夫婦、
平岡茂樹さん(33期)、藤本一志さん(33期)、三浦朋子さん(33期)、加藤博一さん(32期)
標 高 :1729m
天 候 :雨のち曇り時々晴れ
地元九州から、前日から車中泊でやってきた馬場さんご夫婦。同じく福岡から前日、岡山入りして朝からレンタカーで来たのは、秋満・平岡・藤本
の三氏、前日鳥取入りした広島の清田さんと地元九州からの小川さん、そして、当日早朝、兵庫と大阪で合流した合流した関西組8名。
勢ぞろいしたのは、当日の朝、10時。
大阪からは、連休の渋滞の影響もあったものの、なんとか集合時間にセーフ。
車を停めるや、いきなり身づくろいをしてザックを背負う強行軍でスタートした大山登山でした。
登山開始時にはレインスーツを羽織ったものの、1合目付近では、ほとんど必要ない状態に・・・。
しかし、上の方はガスガスで何も見えません。
そして、行けども行けども階段地獄!・・・でも不思議なものですね。単独だと嫌になる階段地獄も、大人数でワイワイやっていると、そんなに苦に
はなりません
しかし、大人数ですから、だんだん隊列がバラケてきて、おそらく下山中の方々にかなり迷惑をおかけしたのでは???
まあ、いろいろ多分あったと思うけど、気がつけば5合目。
六合目避難小屋まで登ってみて時間を見ると・・・なんと、それほどコースタイムとずれはない!
すごいすごい!みなさん御立派! 正直、企画した段階では、かなり遅れるのではないかと思っていたので、正直チョー驚きでした!
避難小屋前で、昼食をとり、山頂へ向かい歩きだすと、途中から青空も見えてきて・・・・・さすがに北濱さん!妖力(?)半端ないです!(笑)
しかし、一面ダイセンキャラボクの木道を歩く頃には、再びガスが出てきて気温も下がり始め、多少何かを羽織りたくなってくるような状態でした。
そして、数名のメンバーが足がつったり、息が上がってゼイゼイいったりしながらも、それでも、一人の落伍者もなく全員で無事に山頂へ辿り着くこ
とができました!
実は、山頂に着く直前に、先に山頂へ向かった清田さんと加藤君を残して、他のメンバーはこっそり山頂避難小屋で冷えたビールを回し飲み!
やっぱり山で飲むビールは美味いです!(この件では、しっかり清田さんにお詫びしてる動画を撮られました・・・笑)その後全員で記念写真をと
りました。
ここで大きく端折って(笑)下りも大きなトラブルもなく全員無事下山することができました。
結構、みんな事前にしっかりトレーニングやってくれていたから、その成果があらわれたんですよね。
それにしても、やっぱり大人数の山行きは楽しいですね(周りは迷惑だろうけど・・・汗)
※写真はクリックすると別窓で大きくなってご覧になれます。
大山の雄姿!山頂のガスが残念!
(田邉さん撮影)
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登山開始直後
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一合目
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結構な急な階段が続きます
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五合目
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6合目避難小屋前にはたくさんの人が
いました。ここで昼食タイム。
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ちょろちょろ下界も見えてきました。
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かなり高度があがってきました
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下りで降りる元谷方面
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ガスとダイセンキャラボクの中、木道を
歩く(山頂までもう少し))
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下山途中の石室
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下るにつれガスが引いていきます
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結構激下り!!!
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北壁
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元谷側へ降りてきました
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大神山神社
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《大山で出会った花々》
写真提供:田邉穣子さん
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山アジサイ1
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山アジサイ2
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山アジサイ3
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山アジサイ4
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ナンゴククガイソウ
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シコクフロウ
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ミヤマダイモンジソウ
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ミヤマシシウド
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ホソバノヤマハハコ
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ミヤマホツツジ
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アザミ
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ダイセンオトギリソウ
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カラマツソウ
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クサアジサイ
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シュロソウ
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クサボタン
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シモツケ
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ヤマジノホトトギス
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ヤマブキショウマ
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−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− |
大神山神社石段にて
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伯耆大山山頂にて
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2015年 この夏登った百名山 =其の3=へ続く |
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