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関西からの風

2015年、冬・・・樹氷三昧!(パートU 高見山 編) 

         
       
2015、冬・・・樹氷三昧!(パートT 金剛山 編)はこちら

                                     投稿者:松本康裕<管理人>(昭和56年卒)
                           
写真提供:清田誠良さん(昭和50年卒)荒牧 浩さん(昭和56年卒)

時は、平成25年2月の14日。
世間はバレンタインデーに賑わうこの日、何を好き好んでか6人の野郎(?)どもが、近鉄鶴橋駅の2番線ホームに集まってきた。



その野郎(?)どもとは・・・


昭和50年卒、広島在住 清田誠良さん
なんと、清田さんは、この日、朝一番の新幹線で遥々広島から駆け付けてくれたのでした。

そして、関西錦陵会の誇る山ガールコンビ(三浦さんがいればトリオだったんだけど・・・)
昭和52年卒の北濱裕子さんと田邊穣子さん。・・・って、野郎ちゃうやん!(汗)

東京の山歩会からも一目置かれる山のスペシャリスト、昭和54年卒の加来 誠さん。

昭和56年卒業組からは、道なき山は俺の縄張り!って言わんばかりの荒牧(和田)浩くんと
山のエセ・スペシャリストの私、松本康裕



今回は、1月の金剛山に参加できなかった清田さんに、関西の樹氷を楽しんでもらおうと、1月31日の金剛山に続いて立てた
2015年冬、樹氷ツアー第2段「関西のマッターホルン『高見山』バレンタイン樹氷スペシャル」という企画なのでした。


地下鉄鶴橋駅で降りたところで偶然加来さんと一緒になり、二人で近鉄のホームに移動してみると
なんと一番遠方から参加の清田さん、その次に遠方の滋賀から来られた田邊さん、そして、北濱さんがすでに到着済みで、
ほどなく荒牧君も合流し、1名の遅刻者もなく6名は五十鈴川行き急行に乗り込むと、一路、榛原駅を目指したのでした。

電車の中で、あたりを見渡すと、冬装備に身を包んだ、おじさん、おばさん、山メンに山ガール
おそらく大半の人が、高見山を目指しているのでしょう。

榛原駅からは、冬季限定で、土日祝日のみ奈良交通の臨時バス『霧氷号』が登山者を乗せて、東吉野村の杉谷地区にある高
見山登山口まで多くの登山者を運んでくれます。
駅に着いてみると、予想通りの多くの登山客。
こりゃあ、バス乗るのにかなり時間がかかるかなって思っていたんですが、一本目のバスが出発するとすぐに2台目のバスがやっ
てきて、無事計画の時間通りに登山口まで我々を運んでくれました。


トイレをすませて、早々に装備を整えると
目指すは、関西のマッターホルン 高見山。

登山口近くの県道にもうっすら雪が残っていて、今日は樹氷がなかなか期待できそうです!








登山道に入ってすぐにある祠の横に
農耕に使う道具やら、鯛をかたどったものなど、なんか
不思議な感じでぶら下がっています。

この杉谷地区から高見山に登る登山道は、昔、伊勢地
方と奈良を結ぶ伊勢街道にあたり、伊勢地方の海産物
などが、高見山の途中を抜けて運ばれていたことから、
その頃の名残のお供え?
なんて話しながら、登っていきます。

(上の写真は、その祠 下の写真は、それを見つめる
今回のメンバー)

登山道はこんな感じ


快調に登っていきます




登り始めて20分ほどで、念のために軽アイゼンを装着しました。

これで、快適に登って行けます。


登山道に突然現れた古市跡
昔、ここで市がたっていたといわれています。



雲母曲(きららひじ) ここから小峠までもう少しです。
(今回写真を撮り忘れたため、この写真は2/11下見で撮った写真です)









小峠に着きました。
風が強くなってきたので、服の調整です。

右へと続く林道は、大峠に続く道ですが、現在は
崩落のために通行禁止になっています。

右手奥に見える鳥居のある石段から
杉谷平野分岐に向けて
かなり急な登りが続きます。






写真ではわかりにくいのですが、結構な急登です。


木々に樹氷もつき始めました。

快調!快調!

ん???
 
 ここでアクシデント発生!!!
 しかし、そこは山のスペシャリスト、加来さんのおかげで、なんとか無事に登り続けることができました。
 ありがとうございます。

 そうこうしているうちに、杉谷平野分岐を過ぎ、稜線にそって山頂へ向けて一直線。
 足元の雪が、さくさくと音を立てて、なかなかいい感じです。









稜線を進んでいくと、前方にでっかいワンちゃんの一団が・・・。

バーニーズマウンテンドッグという大型の犬種だそうで、なかなか
大人しいいい子ちゃんたちでした。
この辺りから、風がかなり強くなり、
顔に吹き付ける風が痛いくらいに感じます。

樹々についた樹氷が、だんだん立派になってきました。
空を覆っていた薄い雲が、徐々に消えていき、樹氷のバックに青空が・・・。
最高のシチュエーションです!












樹氷のトンネルの始まりです





「えっ?食べるの?」


「ほんまに食べちゃったっ!」「おいひぃ!!!」




山頂下の避難小屋です。中は登山客で満員状態。

強風にさらされての昼食も覚悟していたのですが、山頂に登って戻ってきたとき、たまたま中にいた一パーティが出かけるところで
入れ替わりに中に入ることができました。


山頂の高角神社


山頂からの景色



神社裏で埋もれていた三角点
みんなで掘りまくって見つけ出しました。

山頂で、急いで食事をとって(それでも、しっかりアルコールは飲んだが・・・笑)

・・・あっ、そういえば清田さんのところに前日の晩に、アルコールのリクエストが届いていたらしい。
えっ?誰からって?
いやいや、怖くてよう言いません!(笑)

帰りのバスに間に合うように、ここから一気に下山です。

それにしても、さっきまであんなに綺麗についていた樹氷が、気温の上昇と強い風の影響で
見る見るうちに無くなっていきます。
ベストな状態で樹氷が見れるかどうかっていうのは、本当にタイミングの問題なんだと思いました。

まあ、日ごろの行いの良い我々は、常にベストの状態で見れるにきまっていますが(笑)


下山中にこんな事もやってみました。

こいつ誰やねん!・・・私です(汗)

人型になってるのわかります?
          確か地元では、こんなことする人のことを”とんぴん”って言いませんでした?


高見杉まで下りてきました


見上げています

実はこんなに大きいんです!


ついさっきまでいた山頂が、あんな遠くに・・・

平野地区側登山口

あっという間に下山してしまいました。
まあ、大きな事故もなく無事に降りてこれて良かった、良かった。

平野地区にある「たかすみ温泉」駐車場から、『霧氷号』にのって榛原経由で、今日の集合地点「鶴橋駅」へと帰りました。
(当然のように電車の中でビール飲んでいましたけど、なにか?)

鶴橋駅に着くと、改札の先に
渡邉幹事長と三浦さんが・・・・・

そうです。夜の部のスタートです。

当然のことながら、鶴橋駅ということは、焼き肉!
そうです。鶴橋は関西でも焼き肉店が集中する一大拠点。
ここまで来て置いて、焼き肉抜きでは帰れません!




当然、ここでもワイワイガヤガヤとにぎやかに
楽しい時間を過ごすことができました。

たらふく食って、たらふく飲んだことは言うまでもありません。
週の初め、暖かい日が続いて、樹氷が見れるかどうか心配しながら迎えた14日でしたが(実際、下見に行った11日は、ほんの少し
しか樹氷を見ることができませんでした。)、ふたを開けてみると、見事なまでの樹氷日和。

こんな日を、気心の知れた同期や先輩方と一緒に過ごすことができて、本当に最高でした。

また、次のシーズンにも来れたらいいなあなんて、もう今から思っています。

今回、参加できなかった方も、次は一緒にどうですか?


【高見山登山レポート;松本】
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