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関西からの風

2015年、冬・・・樹氷三昧!(パートT 金剛山 編) 

      

                                     投稿者:松本康裕<管理人>(昭和56年卒)
                           
写真提供:田邊穣子さん(昭和52年卒)荒牧 浩さん(昭和56年卒)

もともとの発端は、去年の一月のことです。

関西錦陵同窓会の我々第33期のメンバーだった溝口雅章君が、転勤で家族の待つ東京へ移動となり、その送別会を兼ねて
冬の金剛山に登ったことがきっかけでした。

いざ登ってみると、、おそらく昨シーズンでは1,2を誇る絶好の樹氷日和。
一緒に登った同期の口から「無茶苦茶、綺麗やん!」「登ってきてよかった!」などの言葉が聞こえてきます。
これに気を良くした私めは、昨年の年末、

「この冬も、金剛山登ろうや!今年は樹氷だけでなく、氷瀑も見に行こう!」と同期に声をかけたのでした。

せっかく登るのなら、少しでも多いほうがいいだろうということになって
山好きの先輩方にもお声かけ・・・。
最終的に11名のメンバーで大阪と奈良との県境「金剛山」への『樹氷・氷瀑ツアー』が開催されることになったのでした。


そして、今年の1月31日(土)午前9時
南海高野線「河内長野」駅に耐寒装備に身を包んだ11名の猛者が集ったのでありました。

最年長は、田頭統括幹事(33年卒)。ここ10年余りブランクがあるとはいえ、今までに140回前後金剛山に登っているベテランク
ライマーです。
小野さん(38年卒)は、物静かでダンディながらも熊野古道や東海自然遊歩道の一部を歩いたことのあるという健脚さん。
そして、地元、河内長野の古賀副会長と渡邉幹事長は41年卒業組。
続いて、52年卒の冨岡さん、北濱さん、田邊さん。う〜ん、ここはウーマンパワーに押され気味かあ?
そして、我が56年卒の荒牧君、上橋君、三浦さん、そして私、松本・・・あっ、この学年には女帝が・・・(いや、怖くてこれ以上は
・・・汗)

それにしても、なんとも錚々たるメンバーではありませんか。
このメンバーだと、きっと誰かが何かをしでかしてくれると期待したのは私だけでしょうか???

メンバー紹介は、これくらいにして
一行は、駅前ロータリーから南海バス「金剛山ロープウェイ前」行のバスに乗り込み一路樹氷の金剛山を目指したのでした。

40分ほどで、今回の取り付きのある「金剛登山口」バス停に到着。
さすがに、樹氷シーズンの登山口。いつもより多くの登山者が、スパッツを着けたり、トイレに行ったり、それぞれ準備に怠りありま
せん。
我々一行も、準備をすませて、取り付き目指して歩き始めたのでした。




今回登るルートは、ツツジオ谷ルート。
バリエーションを含めて60余りの登山ルートがあるといわれる金剛山では、この時期人気の沢伝いのルートです。

7,8分ほど林道伝いに歩き、ツツジオ谷への取り付きに入った一行の足取りは、みんな軽々!
うっすら積もった雪が、この後の樹氷を期待させてくれます。





たくさんの登山者が登るルートのため、足元の雪が固まり始め、安全のためにみんな軽アイゼンを装着します。




軽アイゼンを着けると、一気に足元が安定してきます。

「たった、これだけの違いなのにすごいねえ!」

アイゼンのおかげで滑ることなく、あっというまに腰折滝まで辿り着きました。





腰折滝は、まだ凍りついてはいませんでした(泣)

<腰折滝>


その後、沢に沿っていくつかの堰堤をやり過ごし、同じく凍っていない一ノ滝をサッサとやり過ごして、エッチラコッチラと
山道を登っていくと・・・・・・・・・・




























あぁぁぁ、滝だあ!!!

二ノ滝につきました!


残念ながら、完全氷結とまではいきませんでしたが、4、50%くらい氷瀑化した二ノ滝が正面に見えてきました。



 





とりあえず、今回の第一の目的達成です。

さあ、次は待望の樹氷を見るだけ。

一行は、山頂の樹氷を想像しながら、尾根道へ昇り詰めるための急登を息絶え絶え(?)に登って行ったのでした。





登り詰めること3、40分。
尾根道にたどり着きました。

するとそこは、今までとは別世界。

一面の白銀。

今までのしんどさなんて全て忘れてしまうほどの
見事に樹氷に覆われた樹々が私たちを出迎えてくれたのでした。











  六地蔵が見えてきたら、山頂広場まであとわずか

  その前に、ブナの自然林の見事な樹氷が一行の目を
  楽しませてくれます。













山頂広場に到着しました! 時刻は12:50

登り始めて2時間50分かかりました。

山頂の温度はマイナス6度
ガスっていて、大阪平野の景色を見ることはできませんでした。

たっぷり運動して、お腹はペコペコ
待ちに待った昼食タイムです。

  

みんなが期待のT先輩の奥様の手作り弁当、おにぎりやカップ麺
それに加えて、スコッチや焼酎のお湯割り 等々

みんな満足そうな表情で、エネルギーを補給していきました。



食べるものを食べたら葛木神社の前を抜けて、奈良県側が見えるブナ林のほうへと移動していきます。


目的地は、そのブナ林のそばにある鳥の餌場です。


登山者からの餌を目当てにたくさんの野鳥が集まってくる金剛山では意外と知られていない穴場です。


今日も、山ガラ、コゲラ、カケスにキジ鳩・・・
たくさんの野鳥たちが集っていました。














しばし鳥と戯れた後、いよいよ山頂ともお別れです。

登りとは別の登山口へ下る文殊尾根ルートへ移動します。







<岩屋文殊>
ん?







今日のこのメンバーなら、きっと何かが起こるのではって、
河内長野で集結した時に感じたあの期待(胸騒ぎ?)は・・・


おかしい!

こんなはずじゃない!!!



どうした???






いや、やっぱり仕出かしました!!!



どうしたって?



気になりますよね?





ん〜〜〜〜、参加した誰かに聞いてください m(_ _)m

キーワードは、ババア・・・もとい、ババ谷です(秘笑)


その後、私たち一行は、ロープウェイ下の登山口まで下山して、緑色の金剛バスに乗り込み、近鉄富田林駅へと移動。
駅から歩いて10分ほどのスーパー銭湯「うぐいすの湯」で温泉に浸かり、そこに併設する「グルメの郷 さかもと別館」にて飲めや食えやの反省会を催したのでした。





参加していただいた皆様

素敵な時間を共有することができて、本当に楽しかったです。
ありがとうございました。
また、一緒に山に行きましょう!

そして、残念ながら今回ご一緒できなかった皆様

次回は是非是非ご一緒しましょう!







(実は、この写真若干不自然なところがあります わかりますか?・・・笑)


【金剛山登山レポート:松本】
2015年、冬・・・樹氷三昧!(パートU 高見山 編)に続く
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